坐骨神経痛などの腰痛の治療法について
坐骨神経痛などの腰痛の治療法について・・・
坐骨神経痛などの腰痛の治療について少し詳しく述べます。
昨日は坐骨神経痛の患者さんが4人来院されていました。
全員、快方に向かわれています。
坐骨神経痛とは読んで字のごとく腰椎から脚に伸びている坐骨神経という太い神経の神経痛のことです。
お尻からふとももふくらはぎにかけて強い痛みやシビレが出る場合が多いです。
通常の整形外科などの病院では、腰部を牽引して神経の圧迫を緩和させる、電気治療・指圧・マッサージで筋肉をほぐす・緩めるという目的で行います。
ところが、現実はこのやり方で改善することは少ないのです。
(というか、このやり方で改善した人は何もしないでも、日にち薬で自然治癒します)
僕も腰痛もちでしたので、整形外科で牽引してもらった経験がありますが、なんとも頼りなく「こんなんで治るのかな?」と思いながら通院していました。
症状の改善が見られないのでいつのまにかフェードアウト…通院をやめていました。
電気治療も同じような感じで、症状が強くでている時には「これで楽になった」という経験はありません。
マッサージや整体で筋肉をほぐしてもらったこともあります。
これは確かに楽になりました。
でも、症状がこじれている時は、駄目でした。
むしろかえって痛くなったことも少なくありません。
背骨の矯正という手段もあります。背骨を捻ってボキボキとやるやつです。
これは即効性があり、状況がそろえば劇的に改善します。
※僕自身、学生時代の故障をこの方法で治してもらいました。
でも、実はこれは大きなリスクがあるのです。
術者の技術の上手い下手の差も含め、矯正をやってもいいか駄目かの見極めが難しい。
特に脚にシビレが出ていると言う場合は椎間板ヘルニアの可能性もあり、ボキとやった瞬間にさらにヘルニアが憎悪するリスクもあるのです。
以前、カイロドクターのセミナーで「ヘルニアを持った患者へのアジャスト(ボキボキ)は上手くいけば劇的に改善するが、下手をすると取り返しのつかないことになるロシアンルーレットのようなものだ」と言ってました。
僕としては患者さんの体でロシアンルーレットするのは避けたかったので、ボキボキ以外で改善させる方法を探し、現在に至ります。
※背骨への矯正は適切な診断のもと、適切な技術で行えば効果はあります。
僕は背骨への矯正そのものを否定しているわけではありません。
名人と言われる上手な先生はキチンと結果を出されています。
しかし、僕は背骨をボキボキする矯正を行わない道を選びました。
当院では患者さんへの体に強い刺激は一切加えません。でも、ちゃんと坐骨神経痛や椎間板ヘルニアでも回復させることが出来るのです。
※感想は個人のご意見です。施術効果には個人差があります。
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